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千の風になって

偶然つけたTVに釘付けになってしまいました。

「A thousand Winds」‐‐千の風になって(新井満氏訳)

私のお墓の前で 泣かないでください
私はそこにはいません
眠ってなんかいません

私は千の風になって 吹き抜けています

秋には光になって 畑にふりそそぐ
冬にはダイヤのように きらめく雪になる

朝は鳥になって あなたを目覚めさせる
夜は星になって あなたを見守る

私のお墓の前で 泣かないでください
私はそこにはいません
眠ってなんかいません

Do not stand at my grave and weep,
I am not there, I do not sleep.

I am a thousand winds that blow;
I am the diamond glints on snow,
I am the sunlight on ripened grain;
I am the gentle autumn's rain.

When you awake in the morning bush,
I am the swift uplifting rush
Of quiet in circled flight.
I am the soft star that shines at night.

Do not stand at my grave and cry.
I am not there; I did not die.

作者は不明のようですが、言い伝えられている間に
詩はちょっとずつ変わっているようです。

この詩は、ニューヨークの9.11の追悼セレモニーで
朗読されるなど、欧米で広く知られているものらしいですが
私は今回のこの放送で初めて知りました。

ナビゲーターは女優、木村多江さん。
この詩が人々の心にしみこんでいった軌跡とそのルーツを
彼女自身の体験に重ねあわせてたどっていく、という番組でした。

彼女が訪れたのは、NY、スコットランド、スーザン・オズボーンさんの
住むオルカス島(アメリカ)など、自然の美しいところ。

彼女がこの詩を詠み、美しい自然が映し出されると、自然に
涙が出ていました。
なんか心に染み込むというか・・・なぜでしょうねぇ。。。

私が逝くときには、この詩を残して逝きたい、という気持ちに
なりました。

 ∞∞∞ ∞∞∞ ∞∞∞ ∞∞∞
  
先日、ある方が他界されました。
数回しか会ったことがなく、お話をしたのも、ほんの少しでしたが
もうその方に会うことはないんだなぁ、と寂しい気持ちになりました。

彼は、生前の話し様では、生まれ変わりや、死後の世界のことを
信じていないようでしたが、きっと今は、この詩のように、どこかで
ご家族やご友人などを見守ってくださっているのでは・・・と思います。

ご冥福をお祈りします。
by rose_light | 2006-12-17 23:35 | 映画・本・TV
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