前からずーっと観たいと思っていた映画。
さぁ、観よう!と意気込んで先日DVDをレンタルしたら 「地上波初登場!」という宣伝が。 ちゃんとTV番組表をチェックしておけばよかった・・・ でも、コマーシャルがないのがDVDのいいところ。 金曜の夜に観ました。 ∞∞∞ ∞∞∞ ∞∞∞ 現在では「スパ・リゾート・ハワイアンズ」に改名した、 元「常磐ハワイアンセンター」誕生の際の実話を基にした作品。 舞台は、石炭から石油へのエネルギー革命が進む昭和40年。 採炭事業とは別の産業を模索し、炭鉱の町を「ハワイ」に作り上げる プロジェクトが始まる。。。 ∞∞∞ ∞∞∞ ∞∞∞ 松雪泰子さん、蒼井優ちゃんがソロで踊るシーンは圧巻です。 ただ単に、振り付けを覚えればいい、というものではありません。 やはり、女優・・・というか、表現者なのでしょう。 この映画で、いろんな人のさまざまな内面的な変化を感じました。 解雇者が増え続け、石炭はもう時代の主流ではないと気づき、フラを 選んだ女性たち。 町のため、家族のため、自分の夢に向かってフラの練習する女性たち。 仕事というものは歯を食いしばって、暗い中、穴(石炭)を掘るものだと 信じ、娘(蒼井優)がダンサーになることに反対していた母親(富司純子)が 偶然、娘の踊りを見ることによって、頑なになっていた心が解けていくシーンは とっても感動。 ある意味で、私と母親との関係がダブってみえたのかもしれません。 松雪さんも良かった~! 最初の刺々しい、強い女性から、みんなに慕われる、厳しくも優しい 「先生」への変化。 フラダンサーをまとめる、マネージャー(?)役の、岸部一得さんの 「先生、いい女になったな。」と言うセリフも、ジーンときます。 思わず私も、「うんうん、ホント。」と心の中でつぶやいてました。 もっちろん、蒼井優ちゃんは輝いてました。 踊りにあこがれる、いなかっぺ(失礼!)の女の子が、踊りをとおして 女性に、そして、プロのダンサーへと変わっていく姿がとても美しい! 方言も上手。 お兄ちゃん役の豊川悦司さんもいい味出してます。 妹への愛や誇りを、台詞なしの笑顔とかで表現している姿、いいですね~。 逆にセリフ無い方が良かったのかな。 方言が・・・ちょっとわざとらしかったような。。。辛口だわ・・・ ∞∞∞ ∞∞∞ ∞∞∞ 押し寄せる変化の波に対して、自分がどんな行動をとるかを 考えさせられました。 山や家族を守るために、変化を拒み、炭鉱夫(婦)として 生き続けようとする人たちもいれば、山や家族を守るために、 変化を受け入れ、ハワイアンセンターの事業を推し進めていく人たちもいる。 これって、自分自身にも当てはまるような気がします。 新しいことを始めるには、とっても勇気が要ります。 自分の中に前例がないから。 今までやっていたことを、これからもやっていくのが安心・安全だと 思っていたときに起きる、大きな出来事。 そのときに、変化を恐れて生きるのか、新しい何かを掴むために 飛び出すのか。。。 ∞∞∞ ∞∞∞ ∞∞∞ とにかく、良かったです。 ジェイク・シマブクロさんの音楽もいい! 昨夜(土曜)もTVでまた観ちゃいました。 泣き所分かってるのに、同じシーンで泣いちゃったりして・・・ 飽きません。 「フラガール」オススメです♪
by rose_light
| 2007-10-07 12:19
| 映画・本・TV
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